完全ミルク育児ってそんなにだめなの?
赤ちゃんに悪影響があるの?
私が紹介します
0歳の息子を完全ミルク育児で育てている30代の現役ママ。
私は、母乳が一滴も出ませんでした。しかし、選んだ産院は母乳至上主義。入院中の授乳指導のたびに息子はギャン泣き。
看護師さんに「ママも赤ちゃんも辛いよね~」と言われ、余計辛くなっていました。
この記事は、
- 完全ミルク育児になんとなく不安を感じている。
- 完全ミルク育児に罪悪感を感じている。
方向けです。また、下記の疑問にもお答えします。
ここでは、私の実体験や育児書・育児アプリに基づき「1日の回数や量、増やすタイミング」を紹介します!(生後0ヶ月~2ヶ月頃向け)
本記事の内容
- 完全ミルク育児のメリット、デメリット
- デメリットの解消法
- 1日の回数や量、増やすタイミング
1.はじめに~母乳とミルクで育った人に差はない~
母乳とミルクで育った人に差はあるのか。
結論、無いです。
母乳じゃないとママの免疫がもらえない?
赤ちゃんとのスキンシップが減るのは良くない?
もちろん、一理あります。母乳育児に越したことはないでしょう。
しかし、だからといってミルクのみの育児が赤ちゃんの成長を妨げるという明確な根拠はありません。
「母乳は最良の栄養」といわれますが、母乳が出ないママもいます。しかし!
最近の粉ミルクは母乳研究が進み改良されており、母乳と同等の栄養があります。
つまり、完全ミルク育児で問題ないんです。
そして、完全ミルク育児はたくさんのメリットがあるのをご存知ですか?
次は、そのメリットを紹介します。
2.完全ミルク育児のメリット
完全ミルク育児は、6つのメリットがあります。
- 睡眠時間が確保できる
- ママ以外も授乳を手伝える
- 母乳不足になることがない
- 乳腺炎の心配がない
- 断乳・卒乳の悩みがない
- 食生活に制限がない
①睡眠時間が確保できる
これは最大のメリットでしょう。
一般的な授乳間隔は、下記と言われています。
一般的な授乳間隔
- 母乳:1時間半
- ミルク:3時間
また、母乳とミルクではこのような特徴があります。
母乳
・赤ちゃんが欲しがったら欲しがるだけ与える(1時間しか経っていなくても)
・消化が早いので授乳間隔が短い
・「泣いたらおっぱいをもらえる」と思う赤ちゃんもいて、1歳を過ぎても睡眠不足のママもいる
ミルク
・一度に十分な量を与えられるため、満腹になって赤ちゃんが寝てくれる
・消化に時間がかかるため授乳間隔を3時間は空ける必要がある
・3時間の授乳間隔のリズムが付くため睡眠時間が確保できる
このように、新生児期から母乳とミルクでは睡眠時間の差があります。
ミルクであっても、新生児期は2時間足らずで無く赤ちゃんもいるでしょうが、徐々にペースがつかめ、3時間の間隔が空いてきます。
はじめの1ヶ月のうちに、根気強く赤ちゃんをなだめることで新生児期からリズムが作れるんです。
②ママ以外も授乳を手伝える
これは、母乳との大きな違いです。
夫など家族の協力を仰ぐことができます。
③母乳不足になることがない
何ml飲んだかはっきり分かるため、栄養や体重不足の心配がありません。
ただし、3時間の間隔は守りましょう。
④乳腺炎の心配がない
母乳育児によく起こる乳腺炎。
睡眠不足に加えて、乳腺炎になってしまうのは辛いですよね。
⑤断乳・卒乳の悩みがない
「断乳、卒乳…いつからはじめたらいいの?」
「赤ちゃんがおっぱいから離れない…。」
などなど、母乳のやめ時や方法に悩むママが多いです。
⑥食生活に制限がない
母乳育児だと、脂っこいものやコーヒー、チョコレートなどの嗜好品を避けなければなりません。
ミルク育児は、神経質になる必要なし。
一番大変な時期に、好きなものが食べれないのはしんどいですよね。
3.完全ミルク育児のデメリット
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もちろん、デメリットもあります。
- コストがかかる
- 外出時の荷物が多くなる
- 授乳までに時間がかかる
- 1日の回数や量、増やすタイミングがわからなくなる
①コストがかかる
私は、ミルクやに約1万円/月かかっていました。
他にもこんな初期費用がかかります。
初期費用
・哺乳びん
・哺乳びんの洗浄ブラシ
・哺乳びんの洗浄液
・哺乳びんの消毒液
ミルク育児にこのようなコストがかかるのは仕方がないこと。
粉ミルクは質の良いものを選びましょう。
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②外出時の荷物が多くなる
外出時にどうしても荷物がかさばります。
ミルクを冷水で冷やす必要もあるので場所も選びます。
持ち物
・お湯を入れた魔法瓶
・携帯タイプの粉ミルク
でも大丈夫!今なら便利なグッズがありますよ。
後ほど詳しくご紹介します。
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③授乳までに時間がかかる
調乳に時間を要するため、赤ちゃんが泣き出してもすぐにミルクを与えられません。
泣き声が辛いと感じることも。
調乳の時間を考えて、スムーズに授乳したいわ。
そんなお悩みを解決する電気ポット、ありますよ!
こちらも後述しますね。
④1日の回数や量、増やすタイミングがわからなくなる
量を増やすタイミングがわからないわ!
1日のミルクの量や回数が適切か、悩むママも多いですよね。
私が参考にした育児書と育児アプリによると、下記が目安です。
◆ミルクの量と回数の目安(生後1ヶ月~2ヶ月頃向け)
- 生後1ヶ月
回数 | 量 |
8回 | 120ml |
※1日のミルクの量は960mlを超えないこと
- 生後2ヶ月
回数 | 量 |
6回 | 160ml |
7回 | 140ml |
8回 | 120ml |
9回 | 100~110ml |
※1日のミルクの量は1000ml以下にすること
ご使用のミルクの蓋も参考にしてくださいね。
◆量を増やすタイミング
自分で決めてOK!!と、私は1ヶ月健診のときに言われました。
容量用法を守り、自分の感覚で増やしていきましょう。
ちなみに私は、こんな状況が出てきたら、量を増やしていました。
ポイント
・飲んだあとにすぐ泣き出す
・2時間足らずで泣き出し、あやしてもなかなか泣き止まない
良ければ参考にしてみてくださいね。
4.外出時の荷物と調乳時間のデメリット解消法!
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さきほど、下記のデメリットを紹介しました。
- 外出時の荷物が多くなる
- 授乳までに時間がかかる
これらのお悩みを解消する便利なアイテムを紹介しますね。
外出時はそそぐだけの液体ミルクを!
◆明治ほほえみ らくらくミルク
哺乳瓶にそそぐだけの液体ミルク!
温める必要はなく、常温のまま使用できます。
ココがおすすめ
・魔法瓶がいらない
・冷ます必要がないので場所を選ばない
・哺乳びんに注ぐだけなのですぐ与えられる
70℃に保温できるポットで時短!
◆Combi (コンビ) 調乳じょーず 70HW
沸騰したお湯を入れるだけ!
いつでも調乳に適した70℃以上で保温ができます。
しかも、電子レンジが使えるので、沸騰したお湯をすぐに準備できますよ。
ココがおすすめ
・調乳のたびに湯沸かし不要
・24時間いつでも70度以上の水温をキープ
・電子レンジOK!簡単にお湯が沸かせる
・哺乳びんへ注ぎやすいアヒル口
6.おわりに~子育てに正解はない~
完全ミルク育児について詳しくご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
私たちは、いつも「標準」「平均」を気にしてしまいがちです。
「うちの赤ちゃんは大きすぎないだろうか?小さすぎないだろうか?」
「ミルクの量はこれで大丈夫だろうか?」
ついつい他の赤ちゃんと比較しがちです。
ですが、人間は千差万別で一人だって全く同じ体格の大人はいません。
子供もしかりです。
再度、結論をお伝えします。
完全ミルク育児で問題なし。
子育てに正解なんてありません。
いかにママがすこやかな気持ちで子育てできるかを考えることが一番大切ですね。